*春詠み*
雨
が春を呼ぶ
しとしとしと、って春を呼ぶ
しずくが街 洗う
春のきらめきを上手に受け止められるよう
風が春を連れてくる
滑り台のうらがわで日なたぼっこ
ぶらんこ静かにゆらしながら
ひとりふたり・・・・・・連れてくる
木々が春を待つ
いよいよ踊り始めた春風の、
きらきら魔法にかかる日を
からだじゅうにうずうずを感じながら
春になでられいっせいに芽吹くことの喜びを
一日一日育ててる
わたしが春を詠む
今日の雨に
今日の風に
桜までの毎日を
今日の言の葉、吹雪かせる